旅のブログ｜バイシクルトリップ！

2019年5月、著者史上最も壮大な旅のひとつにでかけたことを紹介する。結果、著者は4日間に渡る自転車旅だったため、4分割にしておく。 これはその3。

さて、著者三日目の5/18、愛媛県大洲市は富屋金兵衛邸で、女将さんの心のこもった朝食を頂きながら、その日の作戦会議を行う。なんと、晴れ女・晴れ男が多いはずだが、あいにく天気は下り坂（道は上り坂）。

当初の予定（下図）では、佐田岬半島の、愛称『筋肉ロード』なるせとかぜ海道を走り抜け、本当の海道は最短の、三崎港から佐賀関港まで国道九四フェリーで九州へ渡る予定だった。

＊東伊予から佐田岬をただサイクリングしたいときに面白い記事。

会議の結果、雨が強くなりそうということで、陸上移動は短めに、八幡浜港から、別府港まで宇和島運輸フェリーで行くことにした。

八幡浜港まで出発！

冨屋金兵衛から、八幡浜港までは約24㎞、下り坂の天気の中出発！

↑長浜から八幡浜港までの標高。

沿岸を離れ、後半の山道は上り坂。すでに著者三日目、やや脚にきており、ちょっとした上り坂がちょっと辛い。
山道に入ると、トイレはないようだ。サイクルオアシスなるものあるも、トイレは見当たらない。山入りする前に済ませておくと良い。
山を越え海が広がるのが見えると、もう港である。チケットを購入したり自転車を分解する必要があるだろうから、出航時間より早めに到着しておきたい。

宇和島フェリーで別府港へ！

10:15八幡浜港発、13:05別府港着のフェリーに、無事乗船。 航路所要時間 2時間50分。距離 89km。大人片道2等3,100 円。自転車は1,030 円だが、輪行バッグに格納し手荷物として乗船することができる。

2等の広い部屋の奥の一角に、自転車と人間がかたまった。船内は広く快適。約三時間、しばしの休息。右手に佐田岬半島を眺めながら、走りたかったと遠い目の者もいれば、晴天ならあそこを走行していたのかと驚愕する者も。何を言うてももうすでに船内。トランプでもしようじゃないかと。

消費カロリー以上のお菓子などを摂取しながら、あっという間に九州は別府港へ！

別府港へ到着する頃には雨足は強まり、雨合羽なしでの走行は辛い程に。別府の市街まで昼食にいくのもあれなので、港からすぐの別府交通センター建物内の食堂で、軽く名物などを。

では雨なのでひとまず宿へ向かおうということで、輪行状態だった自転車を組み立てようとした時、事件が。トラブルは連鎖するのか、面白いほどに起こる。

部品なくなりまくるも、奇跡の生還

最初に端を発したのは、①後輪ハブ周辺ネジに係る部品がない！ということで、みんなであたりを捜索。一人が遠くまで行き戻ってくるとその手にはそれらしき部品が！
良かった～と言った矢先、次は、②前輪ハブ周辺のネジがない！ということで捜索。これは見当たらず、輪行用のそれを利用。
すると次に、③ライトの電池の蓋がなくなっている！と、これはもうこのまま行くしかないということで。
するとそこで、④雨合羽がない！と気づいた一人、幸い近くだった百均へ。
そうこうしていると最初の部品が、輪行バッグから奇跡的に出てきた！！じゃぁ、手にもって戻ってきたあの部品は誰のなの？
は！！！
②の部品じゃなかろうか！ぴったり！

なんとか帳尻も合い、ひと段落。
これからは輪行するときは、部品が零れ落ちないように気を付けよう。

別府の老舗旅館、べっぷ好楽

最後のお宿は、別府温泉街の、好楽へ。
温泉は、天然温泉100％かけ流しで、循環なし。大浴場に加え、露天風呂まで完備。素晴らしいではないか。夜ご飯は、外で予約していたので、いったん冷えた体を温めて、別府の街へ いざ 出陣！

最後の晩餐、 別府市北浜、ろばた仁

さすが、昭和50年からある別府の老舗だけある、大変賑わう人気のお店『ろばた仁』だ。
大分県産の日本酒のラインナップがとてもうれしい。少しピックアップしておく。

大分県産 萱嶋酒造　西の関 一合　400円
大分県産 佐藤酒造　千羽鶴 一合　400円
大分県産 八鹿酒造　八鹿（やつしか）／純米 一合　450円
大分県産 薫長酒造　クンチョウ 生 300ml　750円
大分県産 三和酒類　和香牡丹（わかぼたん）／純米 ボトル　2,500円

もちろん、焼酎もラインナップが熱い。
料理も、名物という、関さば・関あじはじめ、たっくさんの九州の海鮮が食せる。ありがたやありがたや。

楽しすぎる最後の晩餐も宴はたけなわ。さ！宿でも宴会さ！

こうして夜は更けていった…

宇和島運輸株式会社
愛媛県八幡浜市沖新田1586番地
0894-23-2536

ろばた仁
大分県別府市北浜1丁目15-7（別府トキハ前）
0977-21-1768

別府温泉 好楽
大分県別府市北浜3丁目13-21
0977-22-1331

最終日へつづく。